[まるかじりちばスープ&リゾット]千葉のオーガニックでつくる加工品開発プロジェクトはこうして始まった!

「千葉県の農業のために、私たちに何ができるでしょうか?」

2021年の夏のある日、株式会社良品計画(千葉・会津事業部)の髙橋課長から、”ちばだん”理事の一人である豊増(株式会社One Drop Farm代表)のもとに、こんな電話がかかってきました。

それが「ちばびお加工品開発プロジェクト」の始まりです。

人のいのちの根幹である「食」、そしてそれを支える大前提、「農業」を持続可能なものにしよう!と農林水産省が「みどりの食料システム戦略」を推し進めているというニュースは、生産者はもちろんのこと、食のサプライチェーンに関わる多くの事業者の注目を集めています。

わたしたち”ちばだん”や所属するオーガニックの専門家のもとに、講習会、勉強会や視察の問い合わせが増えているのもうなずけます。

これらのことはすべてとても大切である一方で、髙橋さんからは、「もっと現実的に、具体的に、千葉県の持続可能な農業のために、企業として実質的なことをしたいのです」と力強い言葉が続けられました。

千葉県の有機やさいをもっと身近に…。

こうして、無印良品を展開する株式会社良品計画の千葉・会津事業部と共に、千葉県産有機農産物を使った商品開発に着手することになりました。

有機やさいをもっと身近に、おいしく食べていただける商品開発…。

そう考えた時、”ちばだん”事務局長の徳江の頭に真っ先に思い浮かんだのが、20年以上も前から無添加調理を実践する、食の安心安全に取り組むパイオニア食品メーカーの一つ、石井食品株式会社(千葉県船橋市本社)でした。

それから、私たち”ちばだん”と良品計画のみなさん、そして石井食品のみなさんと何度も何度もミーティングを重ね、まず挑戦する加工品は「スープ」に決定。

オーガニックだからこそ安心して「まるかじり」

千葉県の農業の現状、日本の農業のこれから、そして、有機農業や持続可能な「食」のこと、消費者のこと、子育てのこと…。千葉県で有機栽培に取り組む生産者もそのミーティングに加わり、こだわっていること、大切にしている想いなどを共有。生産者にとっては、なかなか見ることができない、どのように加工品が開発されていくのかを、肌で感じる機会を持つことができました。

そうして出来上がったのが、’22年4月23日(土)に発売を開始する「まるかじりちば スープ&リゾット」春の3アイテムです。千葉産オーガニック野菜のスープのつもりが、おいしいリゾットまでできてしまいました!

何度も何度も試作を繰り返して、もっとシンプルにできないか…?もっと素材の味を活かせないか…?もっと食べやすい味にならないか…?そうして、この味に辿りつきました。

’22年春の3アイテム:(下左)有機玄米でつくったリゾット 千葉の有機にんじん彩誉(あやほまれ)、(下右)有機やさいを使ったスープ 素直なにんじん彩誉(あやほまれ)入り、(上)有機玄米を使った参鶏湯風スープ 千葉の有機在来大豆入り

だけど、これはまだまだほんの始まり。

千葉県にはオーガニックや持続可能な食に取り組む生産者、加工事業者、流通事業者がまだまだたくさんいます。千葉で暮らし、働き、子育てをする人たちに届けるためには、小売店や飲食店の協力も必要です。

千葉ローカル&オーガニックの魅力をもっともっと伝えていけるよう、「ちばびお加工品開発プロジェクト」では、千葉の誇りにかけて素材にまっすぐをコンセプトに、ーまるかじりちばー商品開発を続けていきます。

「ちばびお加工品開発プロジェクト」に参加していただける仲間がもっともっと必要です!千葉県内の生産者、加工事業者、そしてそれを消費者に届けてくれる小売店・飲食店のみんさんと、ひとつのチームになって、「ちばびお加工品開発プロジェクト」を盛り上げていきます。

みなさんの参加をお待ちしております!

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